
まだひんやりとした春の冷たい空気が残る頃。
大阪でフラワーアレンジメント教室をされているひろこさんから、素敵なお花のプレゼントをいただきました。
元気が出るビタミンカラーのフラワーアレンジは、わたしの好きがギュッと集まったとても元気が出るブーケ。しばらくうっとり眺めていると……。嬉しくてたまらなくて、飾る前に、描きたくなってしまい、すぐにイラストに残しました。
お花を描くときは、色の印象を大切に



細かい形にとらわれず、全体の色のバランスを見ながら表現するのが好きです。
描いている間、知らないうちに鼻歌まじりになっているわたし。
こういう光景を傍で見ている夫の言葉を借りて言うと、「ノッている時」だそう。
気持ちがどんどん明るくなっていくのがよく分かります。
普段、お花をもらうことは滅多にないので、お家の中もパッと明るくなりました。
描いたイラストをカードに添えて

春に旅立った伯母は、お花がとても好きでした。
だから、このお花のイラストを、四十九日法要の際に、ご列席くださった方へのメッセージカードに添えました。
そのことをインスタグラムのストーリーズに載せたら、「とても素敵です」と、たくさんのメッセージをいただいて、とっても嬉しかったので、ここにも記録として残すことにしました。
令和7年7月11日、77歳になるはずだった日
7月11日は伯母の誕生日。
生きていたら、令和7年の7月に77歳。7が並ぶ、ラッキーセブンの日になるはずでした。
伯母の人生には、たくさんの「プチラッキー」が溢れていました。
満車だったはずの駐車場がちょうど空いたり、お店に入ったら急に後ろに行列ができたり。
そのラッキーを、わたしもいつも分けてもらっていた気がします。
きっと日々の暮らしで、伯母の小さな心遣いの積み重ねの現われだったんだろうな、と思います。
暑さでイライラしがちな日々だからこそ


忙しくしていると、自分のことばかりを考えて、イライラしがち。
でも、伯母の一つ一つの行動を振り返ると、感謝や気遣いの大切さに、改めて気づかされます。
何事も当たり前に思わず、感謝を忘れず生きていきたい。
伯母を思い出しながら、改めて思いました。
伯母の誕生日に、このイラストを眺めながら、お線香をたいて、娘と一緒に手を合わせました。
これからも見守っていてね。
神戸 トラベルイラストレーター えやひろみ