
念願だったオリジナルオラクルカードがカタチになり、たくさんの方にお求めいただいています。本当にありがとうございます。
実は今回の制作で、カードと同じくらい、いや、それ以上に時間をかけて作ったものがあります。
それは、解説本です。
「この本を持ち歩いて、パラパラめくるだけでも元気出るよね」
お客様の何気ないひと言に背中を押されて完成した、小さな一冊。
今回は、その解説本に込めた想いや制作秘話をお話しします。
カードの世界をより深く味わうために
オラクルカードは、わたしが乳がん治療中に家族や友人からかけてもらった言葉、旅先で感じたこと、日常の何気ないひとコマ、一人でカフェに立ち寄ったときの気づきなど、心に残ったワンシーンをもとに生まれました。
言うなれば、これまでのわたしの歩みを詰め込んだ、集大成のような作品です。
これまでブログやInstagramに投稿してきたイラストたちに、新たなメッセージを添えて一枚一枚カードにしています。
そして、そのカードの世界をより深く味わっていただくために欠かせないのが、この解説本です。
答えを押しつけない解説本を目指して
オラクルカードにおいて、解説本はとても大切な役割を持っていると個人的に思っているので、魂を込めて作りました。
とはいえ、わたしの考えや価値観を押しつける本にはしたくありませんでした。
メッセージは届けたい。でも、読む人が、自分自身の心で感じることのできる余白も残したい。
そんな想いで、そよ風が便りを運んでくるようなイメージを大切にしながら、言葉を紡ぎました。
家族や友人にも何度も読んでもらい、「ちゃんと意味が伝わるかな?」「難しくないかな?」と確認を重ねました。
数秘の力を借りて整えた37枚の物語

さらに、カードの並び順にもこだわっています。
全部で37枚あるカードには、0と1〜36の番号が振られています。
その数字にも意味を持たせたいと思い、数秘の観点から構成を考えました。
わたしに数秘を教えてくれた、数秘ナビゲーター・キネシオジストの柏野みゆきさんにアドバイスをいただきながら、並び順を整え、よりメッセージ性のある流れに仕上げることができました。
カラーにするか、モノクロにするか
実は、この解説本を冊子にするまでにはたくさんの試行錯誤がありました。
前回の記事で少し書いたのですが、実は解説本をカラーにするかモノクロにするかで、かなり悩んでいました。
印刷会社さんと何度もやり取りを重ねる中で、冊子づくりには想像以上の時間とコストがかかることを知りました。
当初はカラー印刷を考えていたのですが、現実的にはモノクロの方がいいのかもしれないと悩んでいました。
本当はカラーで作りたい。
ページを開くだけでワクワクして、眺めているだけで元気になれるようなものにしたいのに……。
お客様のひと言が背中を押してくれた
そんな気持ちを抱えながら迎えた東京・銀座での個展。
出来上がった見本のオラクルカードと一緒に、カラー印刷で自作した解説本サンプルを並べ、予約販売として受付をしました。

本来なら完成版を見ていただきたかったのですが間に合わず、「仕上がりはモノクロの予定です」とお伝えしながら、サンプル解説本を読んでいただいていました。

そんな中、お客様が何気なく言ってくださったひと言があります。
「この本を持ち歩いて、パラパラめくるだけでも元気出るよね」
その言葉を聞いた瞬間、
「あ、やっぱりカラーにしよう」
そう思いました。
コストや効率よりも、自分が本当に届けたいものを大切にしたい。
お客様のひと言が、自分の本音を拾い上げてくれたのです。
パラパラめくるだけで元気になれる一冊を目指して

おかげで完成したのは、負担なく持ち歩ける軽さで、ポーチにも入る手のひらサイズ。そして手触りもよく、見ているだけで気持ちが明るくなるオールカラーの解説本です。
この解説本は、単なるカードの説明書ではありません。
落ち込んだとき。
少し立ち止まりたいとき。
なんとなくモヤモヤするとき。
誰かに背中を押してほしいとき。
何でもない日に。
カードを引かなくても、気になるページをパラパラとめくるだけで、そのときの自分に必要な言葉と出会えるかもしれません。
答えを教えてくれる本ではなく、自分の心の声を聞くきっかけになる本。
そんな存在になれたらいいなと思っています。
37枚のカードとともに、この小さな解説本も、あなたの日常にそっと寄り添えたら嬉しいです。
神戸 トラベルイラストレーター えやひろみ








