
今年の夏休み旅行。
わが家は、中学3年生と2年生の娘、そして夫婦ともに仕事をしているわたしと夫の4人家族です。
娘たちは部活もしているので、家族4人の予定を合わせて旅行するのは、年々難しくなっています。今回もどうにか家族みんなの予定を合わせることができました。
福井、石川、富山、新潟、長野、岐阜、滋賀。4泊5日で北陸から信州をかけて7県をめぐる家族旅の思い出を綴ります。
「いつかの夢」をこの夏、実現
夏休みの家族旅行で少々頭を抱えるのが、旅費のこと。
特にお盆付近は旅費も宿泊費も繁忙期価格です。
毎夏わが家の恒例である沖縄の旅。
今年もそのはずが、常用している宿が満室で取れなかったことと、飛行機代が恐ろしい値段で断念……。
でもどこかに行きたい。と思ったときに、
「いつか日本中をキャンピングカーで旅してみたい。」
そして、
「いつかアメリカをロードトリップしてみたい。」
そんな「いつか」の憧れ、キャンピングカーのことを思い出しました。
家族4人で何泊もホテルを取ることを考えると、キャンピングカーという選択肢は、意外と現実的でもあります。
夢と現実、その両方を積み込んでのキャンピングカー旅。なんかいいかんじ!
旅のテーマも決めたら楽しいよね! ということで、テーマは「残暑探し」。
キャンピングカーに乗って、季節を感じながら、夏の終わりを探しに、いざ出発です!
人生初のキャンピングカー

今回レンタルしたのは、定員4名の小型キャンピングカー。
急遽予約したこともあり、このタイプしか空いていなかったのですが、キャンピングカー初心者のわが家には、結果的にちょうどよかったと思います。
テント泊のキャンプは何度も経験しているわが家。
でも、キャンピングカーで寝泊まりしながら移動する旅は、人生初です。
実は7月に、練習を兼ねて1泊2日で高知へ。

そこで少し感覚をつかんでから、今回の4泊5日の本番旅へ出発しました。
ガソリンの燃費も考えて、荷物はできるだけコンパクトに。
コインランドリーを利用する前提で、着替えは2泊分。
受験生の長女は、勉強道具もしっかり用意していました。
「足りないものがあっても、最悪コンビニで買えるよね。」
そんな感じの、かなり気楽な荷造りです。
そして案の定。出発してしばらくしてから、
「あ、歯ブラシを忘れた~。」
早速途中でコンビニに寄りました。
こういうのも、旅の一部。
「夏の影」を追いかけて、まずは福井へ

旅のスタートは福井県。
今回、私と長女が楽しみにしていたことのひとつが、Mrs. GREEN APPLEの『夏の影』のMVロケ地を訪れること。
わたしも長女もミセスのファンです。
福井県内ののどかな風景の中で撮影された『夏の影』のMV。
越前町内の下川原口バス停などもロケ地として話題になっています。
早速ミセスになりきって、MVのワンシーンを再現!
その後、急に大雨が降ったと思ったらいきなり晴れて、目の前にきれいに虹がかかり、好調な旅の出だしとなりました。
海派のわが家、初めての大プールへ

毎年、沖縄の海でシュノーケルを楽しむほど海が大好きなわが家。
ところが、大きなスライダーがあるようなプールへは、実は家族そろって行ったことがありませんでした。
今回は娘たちの希望もあり、芝政のナイトプールへ。
しかも、この日は花火の打ち上げもある日。
ライトアップされたナイトプールも花火も両方味わえるなんて。
海とはまた違った楽しみ方があることも知れて、今年の夏の忘れられない思い出になりました。
そして、ライトアップのプールを背景に、映え写真をたくさん撮っている娘たちを見ながら、ちょっぴりしんみりするわたし。
こうして家族4人そろって旅ができるのも、あと何回あるんだろう。
いつまで旅行に付き合ってくれるんだろう。
今しかできないことを、思いっきり楽しみたいって思いました。
旅イコール「遊ぶ」だけじゃない
中3の長女は受験生。
家では大して焦りもせず、のんびり過ごしているのに、旅に出ると突然、
「勉強した方がいい気がする……。」
とポツリ。
旅に出てやる気スイッチが少し入ったようです。
そこで、
「長女が勉強できて、私たち大人はのんびりできる場所、ないかな?」
と探して見つけたのが、軽井沢の図書館でした。
駐車場もあり、周りには少し散策できそうな場所もあります。
「軽井沢の図書館で勉強って、なんかかっこいいね。こんな経験、誰でもできないね。」
なんて娘をおだてながら、長女はノートを広げ勉強。
次女は読書。
わたしたち夫婦も涼みながら本を読んで、しばし休憩したあと、少し散策タイム。
旅先で、それぞれが自分の時間を過ごす。
これも、なかなかいいものでした。
しかも、長女は、ずっと書けなかった税の作文のネタが、なんと図書館で浮かんだそう。
わたしも、旅先で浮かぶイラストのイメージや言葉がたくさんあるので、その感覚はとてもよくわかります。
旅の楽しい思い出とともに浮かんでくるインスピレーションは、特別感が倍増。
また、旅の移動中、
「これ、社会の教科書に載ってた木曽川だ!」
「これが日本三大山脈の飛騨山脈か~!」
と、実際の景色を見ながら社会の復習も。
机上だけでの学びとは違って、自分の目で見た景色はきっと記憶にも残るはず。
……と、大人は期待しております。
旅して学べるって最高。
お風呂は毎日、各地の温泉へ

お風呂上がりの一杯は最高。
キャンピングカー旅の楽しみのひとつが、温泉巡り。
毎日移動しながら、その土地の温泉を探して入りました。
たっぷり遊んだあとの温泉は、最高です。
天然温泉で旅の疲れを癒して、ゆっくり一日のリセット。
「今日はどこの温泉にする?」
と探す時間も、旅の楽しみのひとつです。
どの温泉にもそれぞれの良さがあり、毎日温泉に入っていたおかげか、長距離移動のわりには疲れ知らず。
そして今回、わたしが一番気に入ったのは新潟の温泉です。
少しヌメッとしたお湯は、美肌効果を感じて、お肌がツルツルに♡
また入りたい温泉の一つになりました。
中学生女子も楽しめる「映え旅」

今回の旅では、思春期真っ只中の中学生女子たちにも楽しんでもらえるように、いわゆる「映えスポット」も意識しました。
ミセスのMVロケ地。(福井)
連なる山脈を見渡すパノラマの絶景。(長野)
VIVANTのロケ地となった岐阜県庁。
そして、モネの池。(岐阜)
ラ コリーナ近江八幡。(滋賀)
正直、少々慌ただしい旅でしたが、思い思いに写真を撮って家族でシェアする時間も、忘れられない思い出になりました。
「ここに行った時に食べたかき揚げがめちゃ美味しかったね。」
「この日の朝、秋の終わりかと思うくらい寒かったね。」
「この写真、めっちゃいい感じに撮れてるね!」
そんなふうに、あとから何度でも思い出せる。
娘たちが大人になっても、旅の思い出を楽しく語り合えたら嬉しいなと思いました。
キャンピングカーって、こんなに自由なんだ
実際に4泊5日をキャンピングカーで過ごしてみて感じたのは、思っていた以上の自由さ。
「今日はどこに泊まろう?」
その日の気分や体力に合わせて、次の行き先を決められます。
朝起きたら、外で朝ごはんを食べながら、
「今日はどこ行く?」
と家族で相談。
ちょっと疲れたら、道の駅でスイーツ休憩。
気になる景色があれば、車を止めて眺める。
ホテルを予約してゆっくり贅沢な時間を過ごす旅も大好きですが、チェックインやチェックアウトの時間を気にせず、気ままに移動する旅は、また違う楽しさがありました。
もちろん、キャンピングカーならではの緊張感もあります。
なにしろ車高が高い。
普段の車とは、感覚が全然違います。
「この道、大丈夫?」
「ここ、曲がれる?」
「この高さ、いける?」
そんなドキドキに慣れてきた頃、「車体が大きい」ということが引き起こした、予期せぬハプニング。
そして旅先での緊急家族会議。
その出来事を通して、わたし自身が感じたこと。
旅の「楽しかった!」だけでは終わらなかった、もうひとつの物語はnoteに綴りました。
よかったら、こちらも合わせて読んでみてくださいね。
神戸 トラベルイラストレーター えやひろみ
