
万博のパビリオンで、目に留まったひとつの国。
「セントクリストファー・ネイビス(セントキッツ)」。
その名前を見た瞬間、10年以上前の記憶が、静かに動き出しました。
2010年に訪れた、カリブ海に浮かぶ小さな島。
あのとき見た朝日を、わたしは今でも忘れていません。
大阪万博がきっかけで、あの旅の記憶を懐かしく思い出し、その時の景色をキャンバスに描きました。
目の前に、果てしなく広がる海。
限りなく続く空。
どこまでも広がる自然を前にしていたはずなのに、いつも自分の枠の中で動こうとしてしまう。
制限をかけているのは、他の誰でもない自分。
まだ起きてもいない未来や、過去の経験にとらわれて、目の前の自由を見失ってしまうこともある。
「もし何の制限もなかったら、何がしたい?」
そう聞かれても、そんな時に限って現実をしっかり見てしまう。
「どこかへ行きたい」と言いながら、
もし「気球に乗ってどこまでも行けるよ」と言われたら——
「家で、目が腐るまで寝たい」と答えてしまいそうな自分もいる。
(個展準備で寝不足です。笑)
ワタシハ ナンテ メンドクサイ イキモノナノダ。
でも、それもきっと、生きているからこそ。
当たり前のように過ぎていく日常は、本当は当たり前じゃない。
今日という一日に、ただ感謝したくなる。
この作品は、そんな想いから生まれた一枚です。
実際に見ると、光の入り方によってラメがやさしく輝き、角度によって表情が少しずつ変わります。
ぜひ会場でご覧いただけたら嬉しいです。
ふらっと、みちくさするような気持ちで。お一人でも、お子さま連れでも大歓迎です。
【個展詳細】

| タイトル | 「 なんか大丈夫かも。」 えやひろみ オラクルメッセージ展 ― なんか、いい。ユイイツムニのわたしへ ― |
| 会期 | 4月13日(月)~18日(土)12時から19時 ※最終日は16時まで |
| 会場 | 「ギャラリー STAGE-1」 〒104-0061 東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル TEL 03-3562-5181 |
神戸 トラベルイラストレーター えやひろみ
