
思い立ったらすぐ旅に出たい。旅好きのわたしが、いつでもパッと出発できるようにしている「旅グッズ収納」をご紹介します。忙しい毎日の中でも、旅の準備を少し工夫しておくだけで、思い立った瞬間に飛び出せる軽やかさが生まれます。
旅グッズ収納は「引き出しひとつ」に

わが家の旅グッズは、プラスチック衣装ケースの引き出し一段にまとめています。
毎年、夏は沖縄の海で泳ぐのが我が家の恒例なので、水着は旅の必須アイテム。
家族全員分の水着は「旅グッズ」として、この引き出しに収納しています。
国内旅行のときは、特別な旅用品を用意することはほとんどありません。
普段使っているものをそのまま持っていくスタイルです。
そのため、メイクグッズも日頃からコンパクトで持ち運びやすいものを愛用しています。
海外旅グッズもひとまとめに
海外旅行は頻繁ではありませんが、「いつでも行ける準備」をしておくと気持ちが軽くなります。
引き出しには、ハサミ、個装タイプの洗濯洗剤、洗濯ばさみ、絆創膏、耳かき、爪切り、ミニ裁縫セットをポーチにまとめています。海外で袋詰めのお菓子を買って食べようと思った時、手で開けれず困ったことがありました。ハサミがあると便利だと思ったので、以来ハサミを持っていきます。現地で買った服を現地で着たい時もありますよね。値札タグを切る時にも役立てて助かります。(ハサミは機内に持ち込めないので、必ず手荷物カウンターで預けます。)
必要最低限のものをセットしておくと、ポーチごとそのまま持って行けるのでとても楽。
それから、携帯スリッパ、変圧器、食器洗いのミニ洗剤セット。場所と滞在日数によって、必要であれば持っていきます。
以前は使い捨てフォークや割りばし、ウェットティッシュなども入れていました。だけど、しばらく保管していたら、劣化してしまい、不衛生に感じたので、今は衛生面を考えて、経年劣化しそうなものは、ここに置くのをやめました。
ティッシュは大体のホテルにはあります。
フォークなどもホテルで借りることができます。なければ「現地で何とかなるの精神」でいるくらいがちょうどいいし、それもまた思い出になります。
準備を“仕組み化”して忘れ物ゼロに
こうして旅行グッズを一か所にまとめておくと、頭を使わずにサッと準備ができます。
パスポートやクレジットカードのような大事なものに意識を集中できるので、安心感も違います。
準備の時間が短縮できる分、旅の計画や下調べにワクワクする余裕も生まれますね。
旅行は、準備して、現地で楽しんで、安全に帰り、荷解きをして元の場所に片付けるまでが“ひとつの旅”。
このサイクルを整えておくと、次の旅行へのスタートもぐっと軽やかになります。
家族でシェアする“旅支度”

この収納方法のおかげで、先日のグアム旅行の際、とても助かったことがありました。
わたしは、出発の前々日からひどい偏頭痛に襲われ、寝込んでしまったのです。
準備ができないわたしの代わりに、次女が荷造りをしてくれました。
旅グッズの場所を家族で共有していたので、引き出しを開けて必要なものをすぐ取り出せたのです。グアムなので水着も忘れずに入れてくれました。(泳ぎませんでしたが。)
洋服については、わが家のクローゼットは、家族それぞれの服をスチールラックに掛けて“見える化”しています。
わたしの服はトップス、ボトムス、ワンピースに分けて並べているので、一目瞭然。
「南国に合う服を二日分お願い」と伝えると、次女はその中からぴったりのものを選んでパッキングしてくれました。
さすが、わが子。頼もしい旅の相棒に育ってくれて、嬉しくなりました。
旅をもっと身近にする収納
旅の準備が整っていると、心にも余裕が生まれます。
“旅グッズ引き出し”があれば、思い立った瞬間に出発できる。荷造りのハードルが下がると、旅がぐっと身近になります。
次はどんな景色を見に行こうかな。
そう思える日が増えると、疲れた日や落ち込んだ日もすぐに元気になれそう。
(こんな記事を書いておきながら、グアムにハード用コンタクトの洗浄液を持っていくのを忘れたのは内緒の話。水道水で洗ってなんとかしのぎました。これも旅の思い出。)
神戸 トラベルイラストレーター えやひろみ
