
昨日は、次女の中学入学式でした。満開の桜の下、新しい制服に身を包み、照れ隠しをするように、少しめんどくさそうにする次女。その姿は、親として、ひとつの節目を感じる特別な一日でした。お天気にも恵まれ、青空と桜がまるで門出を祝福してくれているかのような入学式となりました。

姉妹で迎えた新しい朝
初登校の今朝は、早起きして朝食をとり、忘れ物チェックも万全。余裕を持って家を出発した次女の背中は、小柄なのに堂々としていて大きく見えました。
同じ学校に通う一つ年上の長女は、妹と一緒に登校できるのが嬉しそう。姉妹で楽しそうに家を出る様子に、わたしも嬉しくなり、ひと安心。
5年前の約束を果たし感無量


5年前、トリプルネガティブ乳がんの抗がん剤治療真っ只中だったわたしは、「必ず元気になって、娘たちの卒業式や入学式に着物で出席する」ことを目標に頑張っていました。
昨年に中学校入学した長女の時も、そして今年の次女の時も、心に決めた約束を果たすことができました。
こうして現実となり、喜びでいっぱいです。
娘の成長を祝う日であると同時に、自分自身へのささやかなお祝いの日にもなりました。
あの日の自分に、「ちゃんとこの日が来るよ」と伝えてあげたいです。
桜の季節が来るたびに、今日という日のことを思い出すのだろうなと思います。
頑張っていれば、笑顔で過ごせる日が必ずやってくる。
神戸 トラベルイラストレーター えやひろみ