
やっと入稿が終わった、オリジナルオラクルカード。
カード自体は4月の個展に間に合っていたのですが、解説本とケースの仕上げに、思っていた以上に時間がかかりました。
今日は、少しだけ制作の裏話を。
今回いちばん苦労したのは、「全部のこだわりを叶えてくれる印刷会社さん探し」でした。
カードだけ、箱だけ、冊子だけ。
どこかはできても、全部をまとめてお願いできるところがなかなか見つからなくて、何度も問い合わせをして、やっと出会えた会社さんでした。

わたしのこだわりのひとつは、カード・解説本・箱のサイズをきちんとそろえること。
手に取ったときの“気持ちよさ”って、こういう小さな部分で変わると思っていて、ここはどうしても譲れませんでした。

もうひとつは、カードの「切りやすさ」。(関西弁ではカードの「繰りやすさ」と言います。)
・するっと心地よく扱えること。
・使うたびにストレスがないこと。
それらを大切にしたくて、紙はプラスチック合成紙を選びました。
少し高級なトランプのような、張りのある丈夫な手触りです。
そして、いちばん悩んだのが解説本。
本当は最初からカラーにしたかった。でも価格とのバランスを考えて、モノクロにしようと決めていました。

そんな中、個展で置いていた自作のカラーのサンプル冊子を見たお客様が「これ、見てるだけで元気が出る」と言ってくださったんです。
その一言で、決めました。
やっぱり、ページをめくるだけで気持ちが明るくなる方がいい。そう思って、カラーに変更しました。
箱にも、ちょっとした仕掛けを入れています。
開けたときに、少しでも嬉しい気持ちになってもらえたらいいなと。
画面で確認しただけじゃ気づかないことも多くて、何度も印刷して組み立てて試作品を見ながら調整しました。


初めてのことばかりで試行錯誤の連続でしたが、手に取ってくれる方の笑顔を思い浮かべながら、ひとつひとつ形にしていきました。
毎日に、小さな彩りや、ほっとする時間が生まれたら嬉しいです。
出来上がりを楽しみに待っていてくださいね。
神戸 トラベルイラストレーター えやひろみ

