
寝る時、アラームをセットをしていますか?しているとしたら、それはスマホですか、それとも目覚まし時計ですか?以前のわたしはもっぱらスマホのアラームでした。ある日、睡眠の質を高めるには、スマホを寝室から離した方がいいと聞いて、スマホのアラームをやめて、思い切ってアナログの目覚まし時計に切り替えてみることに。
10年以上手放せなかった“ある不安”とも向き合いながら、眠りとの付き合い方を変えていったお話です。
スマホと睡眠の関係
スマホの画面から出るブルーライトは、脳に「まだ昼間だ」と錯覚させ、脳を刺激し、興奮状態を引き起こすと言われています。
寝付きを悪くしたり、睡眠を浅くします。
睡眠不足の原因になりますよね。
睡眠不足になると、日中ボーっとしたり、イライラしやすくなったり、何より免疫力の低下につながります。
トリプルネガティブ乳がんサバイバーのわたしにとって、免疫力は一番気になるところです。
スマホを手放せなかった理由
安眠の為にも、枕元にスマホを置くことは、できるだけ避けた方がいいということは、実は以前から何度か聞いたことはありました。
なのに、それでもなぜスマホを枕元に置いていたのか。
10年ほど前の話です。
いつもスマホを枕元に置いて寝ていたのに、その日はリビングに置きっぱなしで寝ていました。
翌朝起きたら、夜中に着信が。祖母が亡くなったという知らせの連絡だったのです。
いつもは枕元に置いているのに、なんでこんな時に限って、リビングに置いて寝てしまっていたのか。
後悔の嵐でした。
それ以来、不安で寝る時もスマホを傍から離すことができなかったのです。
アナログ目覚まし時計への切り替え

10年以上たってやっと気づきました。
この恐怖を理由に、就寝時もスマホを傍から離せないとしたら、わたしはいつでも訃報を待ってるみたい。
それは絶対に違う。
思い切って寝る時は、スマホを寝室から離そうと決めました。
スマホのアラームをやめる代わりに、アナログの目覚まし時計を購入しました。
小さくて、シンプルなデザインのものを選びました。
旅行にも持って行ける軽さでとても便利です。
実際に起きた変化
実際に目覚まし時計に変えてどうなったかというと、よく眠れるようになったし、目覚めもスッキリです。
急な連絡も来ません。
目覚まし時計にはスヌーズ機能もついているので二度寝しがちのわたしでも安心。
手放してみて気づいたこと
スマホを枕元から離すだけで、眠りがこんなにも変わるとは思っていませんでした。
長いあいだ手放せなかった不安にも向き合い、ようやく自分自身を安心させてあげられた気がします。
これからも、しっかり眠って免疫力を整え、気持ちよく一日を始められるように。
夜はスマホと距離を置き、明るい昼間に訪れる吉報を楽しみにしたいと思います。
神戸 トラベルイラストレーター えやひろみ
