【お仕事体験プロジェクト〜わくわくキッズJOB〜】に出店しました。
2024年3月7日(木)に、大阪府豊中市のとある小学校の創立150周年記念をお祝いしたイベント。子供たちに色んなお仕事体験をしてもらうという、イベント名の通り「わくわく」するプロジェクトです。そちらにイラストレーターとしてブースを出させていただきました。児童数は1年生から6年生まで合わせて約550名。当日の出店数はなんと、60ブース。多岐にわたる職業が集結して、わたしも一出店者として参加させていただけたことは、とても光栄なことでした。たまたまご縁あって、実行委員の方にお声掛けをいただき、わたしにとって貴重な経験と学びいっぱいの一日となりましたので、当日の様子をご報告いたしますね。
イベント概要
イベント名 | 【小学校150周年記念イベント】お仕事体験プロジェクト〜わくわくキッズJOB〜 |
場所 | 大阪府豊中市内のとある公立小学校 |
開催日時 | 2024年3月7日(木) |
参加者 | 小学生約550人(1~6年生)、教職員 |
出店者 | 60ブース(多岐にわたる職業) |
運営 | 保護者約30人(実行委員・ ボランティアスタッフ) |
当日の流れ
8:45~9:25 児童は150周年式典
5人1グループの児童たちが、ブースを回ってお仕事体験をします。各グループ1つのお仕事を1回ずつ体験できます。1ブース約10分ずつの体験になります。体験したらジョブ完了カードにシールを貼ってもらいます。
全60ブースの幅広い業種が集結
運動場から校舎まで、学校全体を使って行われた本イベント。
集まった業種は全60ブース。清掃業、塗装業、マッサージ、メイク、ネイル、お花屋さんにアーティスト系、写真家さん、ドローン、社交ダンスなど様々です。「みる」「きく」「やってみる」の3パターンで、こどもたちに楽しく体験してもらうこの企画。保護者のみなさまの協力があってこそできることです。
他にも、探偵さんや、マジシャン、鷹匠など、わたしにとって出会ったことのない業種の数々。出店者にとっても、まるで異業種交流のよう。普段出会うことのない職業の方が集まり、とても貴重な時間でした。
後ろ姿を含め、児童、保護者、先生が写る写真撮影は禁止されていたため、イベントの様子を写真でお伝え出来ませんが、大盛況であっと言う間の半日となりました。
グラフィックデザイナーと合同ワークショップ
わたしは、自己紹介を兼ねてお仕事内容を軽く紹介した後、「ねがいがかなう! なりたい自分のオリジナル名刺を作ろう!」と題して、なりたい自分の名刺づくりをする予定でした。
すると、たまたまブースがお隣だったグラフィックデザイナーさんに、「内容も似ているのでよかったら合同でやりませんか?」と声をかけていただき、タッグを組んでやることに!
競合するより二人で協力してやることで、内容も倍増し、より子供たちにお仕事内容を知ってもらえるのでは? と意見が一致。イラストレーターとグラフィックデザイナー合同ワークショップに急遽流れを変更。
わたしから、イラストレーターとしてのお仕事を簡単に紹介。
- なぜイラストレーターになったのか
- イラストレーターってどんなお仕事?
- イラストレーターとして大切にしている3つのこと
続いて、グラフィックデザイナーさんによるお仕事紹介。
- なぜグラフィックデザイナーになったのか
- グラフィックデザイナーってお仕事ってどんなこと?
- ロゴや塗り足し、トンボ(少し専門的です)
わたしたちからお話した後に、名刺を作るワークを楽しんでもらいました。
イラストで想いを届ける
わたしの大切にしていることの一つ、イラストで想いを届けること。難しい内容のことも、イラストを加えることで、伝えたいことが分かりやすくなります。さらに、自分だけのオリジナルイラストが加わることで、世界にひとつだけのユイイツムニになるのです。
準備していたイラスト資料を見せながらそのことをお話しました。
目を輝かせてお話を聞いてくれる子供たち。とっても嬉しかったです。
美味しそう~~!
この言葉を聞くたびにニヤリとするわたし。
いくつになっても、褒めてもらったり感動してもらえるのは、幸せに満ちた気持ちで溢れます。
ワークを通じて「自分の好き」を知ってもらう
ワークを通じて、「自分の好き」を知ってもらいたい、というのも大きなねらいでした。
「自分の好きなもの、なりたい職業をかいてね」と言っても、みんながみんな、好きなものや将来の夢を簡単に描けるわけではありません。手が止まってじっとしている子も少なくありませんでした。
わたし自身も幼少期は、なりたい職業を堂々と公言できる子供ではありませんでした。
なりたいものって言われても……と感じていた時もありました。わたしの長女もそんなタイプです。
この機会に、自分のことをより知ってもらいたいと考えたのです。
それにも関わらずわたしは、手が止まっている子を見て、もどかしい気持ちになってしまい、つい色々口出しをしてしまったのです。
グラフィックデザイナーさんに、「手が止まる時間も大切だからそこは肯定してあげると良いですよ、考えるって大事ですよね」という助言をいただき、心に響きました。
確かに!
わたしも、制作活動する時、ブログを書く時、手が止まることは多々あります。それはやりたいことがないわけでなく、もやもや何か考えが出てきそうで、出てこなかったり、もっといい感じになりそう……、と、唸ってみたり。
決して何もしてないわけではありません。手が止まるほど考えているのです。
なのに、手が止まっている子を見て、「手が動くことが正しい」と言わんばかりの口出しをしてしまい……。
子育てにおいてもついつい口出しするからなぁ…わたし。反省です。
大盛況のうちに終了。子供たちに伝えているようでそれは自分自身へのメッセージ
開始時間の最初から終了時間の最後まで、ひっきりなしに子供達が来てくれて、多少てんやわんやしたところもありましたが、楽しんもらえた様子が見れて、やって良かったと心から思えました。
「自分の好きを大切にしてね、それが自分の強みだよ」と言ったら「はい!」って返事してくれた子供たち。
偉そうに色々お話をしたけど、全ては自分自身に言い聞かせているようなメッセージ。
今回、資料を作るにあたって、改めて自分と向き合う時間がとれて、とても貴重な経験をさせてもはいました。
今後の課題
今回の経験で、自分を知ってもらうためのポートフォリオをもっと見やすく伝わりやすいものを作ろうと思いました。
これもグラフィックデザイナーさんから学んだこと。誰にでも分かりやすいように、冊子にしていました。
まず、イラストレーターとして、わたしのことを知ってもらうことは必要なことです。
自分を知ってもらうためのツールは商売道具として必要ですよね。
わたし自身、学びが多くてよき日となりました。
この職業体験プロジェクト、どの小学校でもこんな体験型イベントをどんどんやったらいいのにと思いました。
(娘の小学校でも、やってあげたかったな。)
当日は、全力投球して、帰ってバタンキューのわたし。
でも楽しかったです!
豊中の小学生、保護者のみなさま、素晴らしい体験をさせてくださり、ありがとうございました。
神戸 トラベルイラストレーター えやひろみ