我が家では、5年ほど前から、お味噌を手作りするようになりました。自身の病気をきっかけに、発酵食品に興味をもち始めた時……。ママ友が「毎年お味噌を作っているんだ~。簡単だよ~。一緒にやってみる?」と声をかけてくれて、挑戦してみることに。以来、我が家の恒例行事となりました。しかし、年一回の作業。材料や作り方を覚えられず、毎回、「大豆ってどれだけの分量を用意したらいいんだっけ??」と、ネットで調べたり、書き留めていたであろうノートを探したり……。毎年、作業に取り掛かるまでにワチャワチャするので、わたしなりに、「お味噌の作り方」をイラストにしてまとめてみました。
準備するもの
◎仕込みの時期は、雑菌が繁殖しにくい冬(1月~3月)がおすすめ。
- 準備する材料~出来上がり約4㎏分~
- 大豆1㎏
- 乾燥麹1㎏
- 塩400~500g
- 除菌用のアルコール(焼酎などアルコール度数35度以上のもの)
- 準備する道具
- 保存用のホーローストックポット(容量約6L)
- 麹と塩を混ぜるための大きな鍋やボウル、もしくは食用の大きめ(30Lくらい)のポリ袋など
- 大豆を潰すためのフードプロセッサーなど。もしくはポリ袋と綿棒など。
- 重石のための塩(袋に入れて1.2㎏くらい)
- ラップ
お味噌の仕込み方
① 大豆をよく洗い、水に浸す。
② ふやかした大豆を水(大豆の2倍の量の水)で弱火で3~5時間、煮る。
大豆は指でつぶせるくらいの柔らかさになるまで煮る。
大豆をざるにあげ、煮汁は取っておく。
③ 大豆を煮ている間に、こうじと塩を混ぜ合わせておく。これを【塩きりこうじ】という。
④ ざるにあげた大豆を熱いうちに潰す。人肌程度に冷ます。(こうじ菌は熱に弱いため)
⑤ 塩きりこうじと、潰した大豆を、耳たぶく位の柔らかさになるように混ぜ合わせる。堅い場合は、取っておいた煮汁を少し加えて調整する。
⑥ ⑤で混ぜ合わせた材料で、手で丸めた大き目のおにぎりくらいの大きさのみそ玉を、琺瑯容器に投げ入れる。しっかり空気を抜くことがポイント。これを繰り返し投げ入れ、最後は表面を平らにする。
⑦ 表面に手塩を振り、上をラップで覆う。(なるべく空気が入らないように気をつける)
大きめのポリ袋に、仕上がるみその約3割程度(4㎏の場合1.2㎏)の重さの塩を入れた塩袋をつくり、重さが均等にかかるようにラップの上に乗せて重石をする。
⑧ 日付を書いたラベルを貼り、冷暗所に約6カ月、保存し熟成させる。
ワクワクしながら出来上がりを待ちましょう。
今年の出来も楽しみです。
神戸 トラベルイラストレーター えやひろみ