2023年11月3日、オンラインによる「大人の文化祭」を異業種のプロ集団全11名で開催しました。当日はたくさんの方にご参加いただき、チャットでは質問やご感想が飛び交い、どの講座もとっても濃い内容となりました。このイベントに参加するに至ってからの私の想いをここに残します。
文化の日の文化祭、ここでやらなきゃいつどこでやる?!
文化の日にみんなで大人の文化祭。
当イベントのファシリテーターでもある開運収納師 小西紗代(数秘11の直感派)の、天から「降ってきた言葉」です。
このお話をいただいたとき、わたしは、「ここで出なきゃどこで出る?」と、ピンときて、「ハイ!やります!」と勢いで名乗りでました。何てったって、芸術の秋ですし、絵を描いて何かを伝えたい!って思ったのです。
やると言ったものの……。
いざ、準備にとりかかるとなると、みんなに喜んでもらえるアートを一時間の枠で伝えるって、どうしたらいいのだろう?
手が止まりました。
実は、わたし、オンラインで登壇するのは生まれて初めての経験なのです……(小声)
このことを開催前に言っちゃうと、みんなそういう目で見ちゃうでしょ?! だから終わった今、言いました。
頭の中でグルグル考えてばかり。
いまはデジタルの時代。
そうだ、みんなのスマホにお絵描きアプリを入れてもらって、アプリで色遊び。
そんなことを最初は考えていました。
指で色を乗せるだけできれいな絵が描けるよ。
作品は、データ保存だから、LINEで、スタンプがわりに気軽に送れるよ。
うん、いいかもしれない。
しかし、色んな人の意見を聞いてみた中で、スマホに容量の大きいアプリを入れるのを嫌がる人がいるのでは?
Android、iPhoneによって操作も変わってくる?
いろんな課題が浮上してきました。
そこをクリアにしてまで、わたしはコレをやりたいのだろうか?それはアートの時間というよりアプリの使い方講座になっちゃう?
わたしが伝えたいことってなんだろう。
そんな中、2023年10月3日に、灘区民ホールで、フリーアナウンサーの清水健さん(元讀賣テレビアナウンサー)の講演会に行ったのです。
「つなげる」「つながる」「大切な人を思う」のキーワードをヒントに
講演での清水健さんのお話は……
奥さまが妊娠中に、わたしが経験してしまった病気と同じ、トリプルネガディブ乳がんが発覚。お腹の子に影響のない範囲で治療に励みながら頑張って元気なお子さまを出産。だけど悲しすぎます、出産して天国へ旅立ってしまった……。112日間のママのお話をしてくださいました。このお話の感想は、また別でブログにアップします。いま全力で下書き中です。
いま、病気以外のことで悩めているわたしは、なんて贅沢者なんだろう。
講演の中で、清水健さんのおっしゃっていた、「一緒に」「つなげる」「つながる」「大切な人を思う」というキーワードがわたしに刺さりました。
わたしができること。わたしにしかできないこと。自分に目を向けよう。
大人の文化祭。名だたる超豪華メンバーの集結です。
個性を発揮してみんなで一緒に盛り上げていく中で、わたしは「足を引っ張ってはいけない」「憧れの先輩方と肩を並べて、質を落とさないように、迷惑かけないように」そんなことばかり思っていたのですが……。
わたしができること。わたしにしかできないこと。自分に目を向けよう。
病気を経験してしまったわたしが、今こうして生きている。そして、生きると決めました。
好きなイラストで伝えたい想いを届けよう。
清水健さんのお話を聞いて、見る方向をチェンジできました。
原点に戻って、私が一番好きなことをやろう!
原点に戻ってみよう。私が一番好きなこと。
それは、手書きのメッセージカードを好きな人に送ること!
「大切な人を思う」の言葉が思い出させてくれました。
デジタルの時代だからこそ、あえて紙とペンで!
手で想いを伝えよう。
しかも、一人のパフォーマンスショーじゃなくて、みんなで一緒に!
きっと誰かの何かの役に立つ!
頭空っぽにして絵を描くことで、自分のやりたいことを思い出して、一歩二歩三歩前に進むきっかけになっていただけたら、心から嬉しい! そう信じてやるしかない!
そして、こんな便利な時代だからこそ、文明の利器で遠くの人とオンラインで繋がって絵を描いて、見せ合いっこして、オンライン個展ができる!えやひろみ率いるグループ展!なんて素敵なんだろう!
さらに出来上がったメッセージカードを誰かに送れば、そこからまた繋がっていく。繋げることができる!
アートがきっかけでご自身の埋もれていた感情を取り戻していただけたら、そんな想いも込めて、一時間お届けしました。
大人の文化祭のワークショップでお話させていただいた内容は、皆様に向けて発信しているようで、ほとんどは、自分自身に言いたいこと。
全身全霊で伝えたいことを詰め込みました。
ぜひ、わたしの魂を受け取ってください。
大人の文化祭をやり終えて
前日はゆっくり寝ようと思っていたのですが、最後の最後まで資料を見直したり、ライン公式のリッチメニューを作り替えたり、参加してLINE登録くださった方へ喜んでもらえる待ち受けのプレゼントを描き直して準備したり……寝たのは夜中2時をすっかり回ってました。
いざ本番を迎えると、安心の大人の文化祭メンバーのお顔を見てホッとして、緊張しつつも割と落ち着いて進行できたと思います。
絵を描くこと、みんな興味あるかな……とドキドキでしたが、一緒に描いて楽しんでいただけている様子が見れて、嬉しすぎて、涙を堪えながら必死で進めてまいりました。
LINE公式では、ご参加くださった方々が、ご自身の作品とともに、
「集中して絵を描いたのは大人になって初めてです。楽しかったです」
「絵が描けないわたしでも描けて嬉しいです」
「目から鱗でした」
などなど、嬉しすぎるご感想をくださり、やって良かった、と心から思いました。
そして最後、メンバーで反省会をした時は、感極まって涙が……。
「頑張った〜〜〜」と言いながら、子供のように泣いてしまいました。皆様への感謝の気持ちもよそに……情けないわたしです。まだまだわたしは成長段階で、一緒に頑張っているメンバーに支えてもらって何とか歩けているという状況ですが、今回の経験で、私の中では、一つステージが上がったと思っています。
ご参加いただいた皆様の作品は、次のレポで、披露させていただきたいと思います。
タイトルは「えやひろみのグループ展〜アートでつなぐみんなの想い〜」
次回のレポをお楽しみください!
大人の文化祭はアーカイブ視聴できます!
当日参加できなかった方、興味ありつつもお申し込みを逃してしまった、という方へ。
当日のプログラム全てをアーカイブ録画でご覧いただけます。
11月19日まで何度でも視聴できますので、セリフを覚えるまで是非ご覧下さい。
各コンテンツ、登壇者がプレゼントを用意しています。動画視聴の方、プレゼントを必ず受け取ってくださいね。わたしたち登壇者全員、とても喜びます。
大人の文化祭にご参加くださった皆様へ。動画視聴先は、ZoomURLが記載されているサイト内にあります。当日のZoomURLが、動画視聴先URLに変更されています。そちらからご視聴ください。
神戸 トラベルイラストレーター えやひろみ