
今日は我が家の長女の誕生日。14歳になります。わたしもママになって14年目。誕生日を迎えるたびに、娘と過ごしてきた日々のことを思い返し、気持ちを綴っておきたくなります。
細すぎて抱っこが怖かった赤ちゃん時代

出産した日のことは、つい昨日のことのように思い出されます。
低体重で生まれた長女は、わたしと一緒に退院できず、病院にしばらく居残り。
毎日搾乳したお乳を届けに通いました。
退院してからも体重がなかなか増えず、実家の猫よりも軽かったこと。
昼夜逆転で、夜泣きが激しかったこと。
泣く娘を抱っこして、実家マンションの周りを歩き回ったこと。なのに父の抱っこだと秒で寝てしまったこと。
細い腕は2色ボールペンのようで、抱っこするのも怖かったこと。

そんな長女も今では中学2年生。
低体重が嘘のように、人並みに体重を気にする元気な女の子に成長してくれました。
「前髪命」の思春期まっただ中

最近は「前髪命」。
本人にとっては一大事でも、わたしには違いが分からず。
「今日はキマッた」とか「全然あかん」とか言うけれど、思い返せば自分も同じ。
朝の前髪の仕上がりで、その日の気分が左右される。
それが思春期なんだなぁ、と懐かしくも微笑ましく見ています。……と言いたいところですが、つい色々口出ししてしまうわたしです。母親の性分でしょうか。
わたしが14歳だった頃は、阪神・淡路大震災を経験し、忘れられない出来事がありました。
良い思い出もそうでない思い出も、すべてが今の自分につながっていると感じます。
娘にも、今しかできない経験をたくさん味わってほしい。14歳という時間を、大切に過ごしてほしいです。
娘へ。思いっきり笑って楽しんで恋をして、14歳の一年が、あなたにとってかけがえのない時間になりますように。
神戸 トラベルイラストレーター えやひろみ