36歳で乳がんになったわたし。その時の娘たちの年齢は5歳と4歳。あれから6年経ちました。小さかった子供たちももう小学校高学年。長女はいよいよ最後の小学校生活を送っています。二人とも元気にすくすく成長中! わたしは二度の再発を繰り返すも、治療を終え丸2年経ち、現在経過観察中。元気に暮らしております。
元気になった今、ちょっと気になったこと
自分のことでいっぱいいっぱいだったわたしは、当時、家族がわたしのことをどう感じていたのか、そこまで考えていませんでした。個人の感想ばかり述べておりますが、その時、家族はどう思っていたのでしょうか。元気になった今、改めて家族にインタビューしてみました。
小6長女にインタビュー
「ママ、死ぬのかなって思った? 」
ママが病気になった時のこと覚えてる?
ううん
覚えてないんか~~い!!
いつ、ママが病気になったことを知った?
え、幼稚園の時
ちゃんと覚えてるやないか~~い!!
どんな病気か知ってた?
がんで、ガーーーーン
おやじギャグ!!
がんってどんなイメージ?
ガーーーーンってイメージ
なんか知らんけど笑ってしまう……
ママ、どうなっていくって思った?
わからん。
はじまった……長女のいつもの「わからん。」回答。
ママ、死ぬのかなって思った?
全然思わんかった。
おぉ。そうなのね。
次女のツッコみでインタビュー終了。(打ち切り?! )
5歳の長女が教えてくれたこと
小6となった今。5歳だった当時の長女の想いをインタビューしてみましたが……
彼女なりに、なにか思うことがあったのか、なかったのか。(わたしのインタビュー下手のせい? )
「ママは大丈夫」
そう思ってくれていたのでしょうか。それ以外のことが思い浮かばなかったのか。
「もしママが……」
そんな心配をしていたら、まるでそうなってしまいそうですね。心配すると心配した通りのことになってしまうとよく聞きます。大人になればなるほど、いろんな知識、経験が増え、良からぬ想像ばかりしてしまいます。
無駄なものが一切ない、こどもの純粋な想いのおかげで、今のわたしが存在できているのかもしれません。
わたしも当時の娘を見習って、明るい未来の想像をしていきたいです。
神戸 トラベルイラストレーター えやひろみ