今日のクローズアップ現代「沢木耕太郎 自由を広げ、生きる」を観て、いま、わたしがやろうとしていることは間違ってない!と背中を押してもらえたような気持ちになったので、この気持ちを文章に残しておこうと思い、この記事を書いています。
わたしが沢木耕太郎さんを知ったのは
恥ずかしながらわたしは大人になるまであまり読書をせずに過ごしてきたので、沢木耕太郎さんのことを知ったのは30代になってから。きっかけは、わたしが応援している大好きな俳優さんのプロフィールに「高校時代、ノンフィクション作家 沢木耕太郎の『深夜特急』に影響され、海外に一人で出かけるように…」という一文を見て。影響されて海外に一人で出かけるようになる話ってどんなストーリーなんだろう、どんな作家さんなんだろう、読んでみたいな、そう思いながらも育児で忙しいを理由に手に取ることはせず数年が経ち…
まさかの病気治療をきっかけに
そんな時、まさかの乳がん発覚。辛い抗がん剤治療の決断を余儀なくされ、絶望的になっていた頃、親友に「旅行好きのひーちゃん、良かったら読んでみない?」と渡されたのが沢木耕太郎さんの『深夜特急』。「‼︎!あの人が‼︎わたしの好きなあの人が影響されたっていうあの『深夜特急』‼︎」早速親友からその本を借りて、病院の待ち時間、抗がん剤治療のお供に読んだのでした。一文読んだ瞬間、沢木耕太郎ワールドに引き込まれ、点滴が終わる頃には、「はっ!ここは病院だった!」と思うほど、沢木さんが訪れた国々に行ったような気持ちになったのでした。
一言ひとことがこころに響く
今日のその番組で、沢木耕太郎さんに影響されたわたしの好きな俳優さんがたくさんの素敵なコメントをされていました。その言葉一つ一つ、心に染みわたり、今までの私の想い、そしてこれからしようとしていることへの後押しのように、大きな力をもらいました。自分へのメモとして抜粋させていただきます。
「その道を進んでいかないといけないと思っていた自分と向き合わされる」
⇨一年に及ぶ長い抗がん剤治療とコロナ禍が重なり、腹を括って自分の心と向き合った日々。自分には何ができるのか、自問自答の連続。
「動かないとか失敗をしない道をみんな選ぶことによって鍛えられない筋肉がある」
⇨やりたいなと思いながらも、できない理由を並べていた日々。
「これは無駄だなって思うような、誰にも見られたくないような恥ずかしい思いだったり、そういう思いの中に生き抜いていく上で必要な部分が鍛えられる そこにしか もしかしたらないかもしれない 生きていく上ですごく必要な体験を意図的にしに行こう」
⇨これまでわたしが経験したことや想いを全部、ここに書いていこう、イラストもどんどん描いていこう!どんどん自分を出していくことで見えなかったものが見えてくるかもしれない!
わたしなりの自由とは
「自由を広げ、生きる」と聞いて、自由とは何だろう、改めて考えてみました。
「自由にしなよ!」と言われると何をしていいのか分からずなかなか自由にできない。なのに、何かを決められると「自由にさせて!」と言ってしまっていたこれまでのわたし(笑)
「自由とは何か」常々考えてきましたが、
自分に課している「ねばならない」の不必要な制限を取っ払って、毎日0.1ミリずつでもいいから自分のイマジネーションを広げること。できることを一つずつコツコツとやっていき、自分を大切に表現することで、自分という味方がどんどん増える。チカラが湧く。そしてそれが誰かのためになるかもしれない!これがわたしなりの自由!
生きるチカラの種
最後にアナウンサーの方がおっしゃっていたまとめの言葉のひとつ
「日常の小さな輝きにも気づける人間でありたい」
とても心に響きました。
生きていることが当たり前だと思っていたけれど、そうじゃないと病気を通して気づかされました。
何気ない日々、だけどその何気ない瞬間は二度とは戻らない大切な1秒1秒。
その何気ない日常を切り取ってイラストに乗せて、表現していきたい。
「そこへ行った気になった」「美味しいものを食べた気になった」「体を動かしてみたくなった」
少しでも、彩り豊かな気持ちになれますように。あなたの心が動きますように。
生きるチカラの種をどんどん撒いていきたい。
今日の番組を観て、改めてそう思いました。
今日は少し長くなってしまいまいたが、読んでいただきありがとうございます。